岐阜県現代陶芸美術館で開催されている「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」を見てきました。
「今朝の中日新聞に載ってたから来たわ」と言う来場者もいましたが、平日なので少なめでした。
看板になっている、木彫のスルメの作者は前原冬樹さん、60歳。
プロボクサーやサラリーマンを経て、32歳で東京芸術大学に入ったそうです。
一本の木から掘り出されたスルメ、美味しそうでした。
大竹亮峯さんの木彫「月光」は鹿角でできていて、水を注ぐと開きます。
テレビ番組で以前紹介された事があり、実物を見られて感激しました。
ビデオで咲く場面も紹介されています。
木彫の蝶も精密さにびっくりでした。
木の持つ色を生かして、彩色されていないのに、本当にアゲハチョウでした。
刺繍、切り絵、ガラス、金工など、他にも素晴らしい作品がたくさんありました。
明治時代の名工の作品も並んでいて、日本の技術は緻密で素晴らしいんだな。と実感しました。
最初と最後の展示室だけ、写真撮影OKです。
4月9日まで開催です。
記者:岡村久美子