小紙1面の左上に掲載される「春日井のお嬢さん」。「春日井くらしのニュース」にピンと来ない方でも「お嬢さんの載った新聞」と言えば即分かってもらえる看板記事でもある。
1980年7月の創刊以来、お嬢さんの取材は一貫して編集長が担ってきた。ところが、昨年の秋に「今後は記者が担当するように」との指令がでたのだ。紙面で最も目立つ大事な記事。荷が重いので最初は拒んだが、勉強させてもらおうと皆で担当することになった。
撮影の仕方、文章の書き方など普段の記事とは違ったコツがある。一生懸命取材して必死に書くが、なかなか”面白い記事”にならない。
だが、楽しいのだ。お嬢さんの取材は！希望に満ちあふれたお嬢さんと向き合い、学びの楽しさ、仕事のやりがい、将来の夢などを聞く。生き生きと語る瞳が美しい。同性の私でも引き込まれ、編集長が40年近くこの取材を死守してきた訳が分かる。一番興味深いのは、好みのタイプを聞くこと。人の内面の真理をついた言葉もあり、「若い時にこんな視点で見ていたら、私の旦那選びは違っていたかも」としばしば考えさせられる。
これからもお嬢さんの記事を通して、春日井の魅力をアピールしたい。たくさんの応募、ぜひお待ちしています。
（ナベ）
