晩秋から朝晩冷える４月頃まで、私にはハイソックスが欠かせない。今年は特に寒かったので、２枚重ねで履きつぶし、全部ヨレヨレになってしまった。
衣料品売り場には、細身の学生向けハイソックスが数多く売られている。だが私が欲しいのは、ある程度の厚みで、膝小僧に届くほどの長さで、伸縮性があって、羊毛混で、なるべく足裏に滑り止めがついたもの。フローリングは足元が滑りやすいので、中高年には要注意なのだ。
秋になると、そんな中高年向けハイソックスが店に並び始める。それを見ながら、毎年「今季は家にあるのを履こう。そしてセールになった時に、来季用に買いだめしよう」ともくろむのである。
２月、「今なら安いに違いない」と勇んで売り場に行くとハイソックスはもう無かった。需要が多かったのか、セールに乗り遅れたのか、残念である。次の冬は、今あるヨレヨレを繕ってセールを待つか、売り出したら即買うか、思案中だ。
（ナベ）
